日々の生活で、主に撮影するのは子どもとお料理くらい。
でもせっかく撮るなら、もうちょっといい写真を残したい!
そう考えているママは多いのではないでしょうか?
そのためには、やっぱりミラーレス一眼を買うべき?
それともやっぱり、スマホしか使わないかな?
なかなか答えが出ないのは、どちらがいいかは人によって違うから。
自分はどちら向きなのか、考えながら読んでみてください。
ミラーレス一眼とは
ミラーレス一眼(以下「ミラーレス」)について、「女性にも使えるいいカメラ」という知識レベルの方も多いかもしれません。
そこでまずは、簡単にミラーレスについてごく簡単に解説しましょう。
・一眼レフよりも軽くてコンパクト
・一眼レフに近い高画質な写真が撮れる
・レンズ交換ができる
上記が、ミラーレスの特徴です。
なぜ軽いのか?といったことは、もし興味があれば調べてください。
一般的なデジカメ(コンパクトデジタルカメラ、コンデジ)との大きな違いは、3番目のレンズ交換。
例えば、お料理や花を撮るときは近くの静物撮影に強いレンズに、子どもの運動会では遠くを撮れる望遠ズームレンズに…ということができるわけです。
とはいえ、レンズだけで5万、10万、それ以上も普通という世界。
ママの普段使いでレンズを頻繁に交換することはないでしょう。
高性能コンデジも、候補に!
ミラーレス並みにキレイに撮れる「高性能コンデジ」もあります。
レンズ交換はできませんが、より手軽で軽量。
ミラーレスを検討している人は、高性能コンデジも候補に入れてみてください。
以下の「ミラーレスかスマホか」の話は、ミラーレスを高性能コンデジに読み替えてもらえばOKです。
スマホとミラーレスの違い
ミラーレスの特徴がわかったところで、スマホとの違いを見ていきましょう。
以下はどちらが優れているかの簡単な一覧です。
画質(キレイに撮れる) | ミラーレス |
手軽さ | スマホ |
操作性 | スマホ |
子どもなど動きのあるもの | ミラーレス※ |
遠いところにあるもの | ミラーレス※ |
暗いところでの撮影 | ミラーレス※ |
SNSへのアップ | スマホ |
パソコンへの転送(バックアップ) | ミラーレス |
クラウドへの転送(バックアップ・共有) | スマホ |
※選ぶレンズによります。
つまり簡単にまとめると、
スマホ=手軽だけど、シーンによってはかなり画質が劣る。
ミラーレス=ちょっと面倒だけど、キレイに撮れる。
ということになります。
操作性については、ミラーレスもオートモードならそう難しくはありません。
ただ、料理モードのまま集合写真を撮ってしまったりすると、「後ろの人がボケてしまった!」というような残念な失敗があり得ます。
iPhoneなら充分キレイなのでは?
おそらく心に浮かんだであろう、この疑問について少し補足。
はい、最新のiPhoneなど高性能なカメラを備えたスマホはミラーレス並みにキレイに撮れます!
特に料理のアップや赤ちゃんであれば、ほとんど見劣りはしません。
ただ、動きのある子どもや暗いところでの撮影となると、iPhoneでも設定の工夫が必要になります。
いつでもどこでもキレイに、ということなら、ミラーレスに軍配が上がります。
ミラーレス向きはこんな人!
ミラーレスとスマホの違いを把握したところで、ミラーレスに向いている人のタイプからご紹介しましょう。
ミラーレス向きタイプの特徴3つ
ミラーレスに向く人の3つの特徴です。元ガラケー派の人に多いかもしれません。
本体価格の安いスマホを使っている
安いスマホはカメラの性能も低いです。
スマホにお金をかけない分、カメラにちょっとお金をかけてミラーレスを持つという考え方。
ミラーレスは5万円前後で買えて5年以上は使えますので、カメラとしてはiPhoneよりもコスパは上です。
SNS投稿はしない、もしくは熱心ではない
ミラーレスで撮った写真をSNSに投稿するには、パソコンに取り込むかアプリを使ってスマホに転送する必要があります。
SNSのためではなく自分と家族のためにいい写真を残したい、と考えている人はミラーレス向きです。
パソコンを触る習慣がある
ミラーレスで撮った写真は、DVDに残すにしてもクラウドに保存するにしても、いったんパソコンにコピーするのが基本。
パソコンを触る習慣がないと、SDカードのメモリがいっぱいになったまま放置……ということにもなりかねません。
もちろん、ミラーレスを機にパソコンを触るぞ!という気合があればまずはそれでOKです。
ワンポイントアドバイス
ミラーレスを選ぶにあたってのオススメと注意点も紹介しておきます。
ミラーレスとひとことに言っても、千差万別です。
子どもと料理なら、単焦点レンズがオススメ
コンパクトなことが魅力のミラーレスですが、レンズによってはかなり重くなります。
子どもと料理を撮るのがメインなら、「単焦点レンズ」がオススメです。
ズーム機能がないので運動会などは弱いのですが、軽くて画質が良いのが特長。
絞り(F値)が2.0より小さいレンズ(1.7や1.8)を選べば、より明るくブレにくい写真が撮れます。
※F値が何か?というのは、使っていれば徐々にわかってきます。
カメラを持ち歩く習慣をつけよう
いつでもどこでもミラーレスというのは、やはり大変。
ですが、お誕生日や旅行の日だけ使おうと思っても「ほとんど撮らないまま終わってしまった」という結果になりがちです。
まずは、いつでもどこでも持ち歩いて撮る習慣をつけることが使いこなすコツです。
売ることも考えて、丁寧に使おう
人気のミラーレスは、中古でも充分に売れます。
使いこなせなかったときにより高値が付くよう、箱や説明書は新品状態で保管しておくこと。
付属品もなくさないように注意しましょう。
スマホ向きはこんな人!
では逆に、スマホのほうが向いている人のはどんなタイプでしょうか?
スマホ向きタイプの特徴3つ
ミラーレス派と逆……という感じではありますが、こちらも3つの特徴があります。
iPhoneなどカメラ性能のいいスマホを持っている
シーンによってはミラーレスより劣るとはいえ、スマホのカメラ性能がよければついそちらを使うものです。
ミラーレスを買うのは、スマホのカメラを使いこなせるようになってからでも遅くはありません。
SNS投稿が多い
気軽にSNS投稿する人は、やはりスマホが便利でしょう。
SNSは近況報告的な意味合いが大きいですし、Instagramなどは手軽に画像加工できるので、SNSが中心ならスマホでも充分なことが多いです。
とにかくめんどくさがり
ほとんどの人はめんどくさがりやです。
でも、「スマホと別にカメラを持ち歩く」「パソコンに保存する」と聞いて「わたしには絶対に無理だー!」と確信がある人は、さすがにやめておくほうが無難です。
ワンポイントアドバイス
スマホを使う人へのアドバイスは、ひとつだけ!
せっかく撮った写真、大切にしてくださいね。
クラウドに保存する習慣をつけよう
スマホで撮った写真がカメラロールが溜まってきて、古い写真を削除してしまった……
スマホがいきなり壊れて、写真も全部消えてしまった……
そんな経験がある人も少なくないと思います。
残しておきたい写真はSNSに上げたし、という考え方もあるでしょうが、やっぱりもったいない!
クラウド(ネット上)に保存できるサービスもありますので、せっかくなので活用してみてください。
Googleフォトなら画像は容量無制限で無料、Amazonもプライム会員なら容量無制限で保存できます。
さあ、楽しいカメラライフを
ミラーレスかスマホか?というお話をしてきましたが、いちばん大事なのは「撮る」こと!
うっかり手を付けてしまった食べかけでも、散らかった部屋が背景になってしまっても、それはいまこのときだけの大切な瞬間です。
自分に合った方法で、カメラライフを楽しんでくださいね!